皆さんは、毎日使うシャンプーを選ぶ時、どのような方法で選んでますか?
効果や、香りの好み、パッケージのデザイン、価格だけでなく、
「この前女優さんがCMをやっていたから」「このボトルが可愛いから」
そんな理由で、ある意味「特に明確な理由なく」シャンプーを選ぶ人も多いですよね。数年前までの私しかり。
意外と知らない「つい選んでしまいそうだけど、実は危険なシャンプー」についてまとめて行きます。

つい、選びがち? 危険なシャンプー

1.気がついたら乾燥してるのにオイリー?! シリコン入りシャンプー

多くの大手ブランドのシャンプーに使われている、シリコン。

成分表示を見ると、「ジメコチン」「シクロメチコン」「シロキサン」そのほか「~~コン」といった成分がよく配合されているのですが、それらはシリコンの名称です。

そもそも、なぜ「シリコン入り」がだめなのでしょうか?
その理由は、「シリコン」と一緒に配合される「洗浄成分」が原因と言われています。

シャンプーの成分は、水のほか「洗浄成分(界面活性剤)」、そして「シリコン」など髪を守る成分でできています。
多くの大手ブランドは「シリコン」と、油分であるシリコンを落とすための強力な洗浄力のある「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」という石油系の洗浄成分を入れています。

これらは、非常に油分を落とす力が強い成分なので、そのまま使うと頭皮や髪を守るために必要な油分まで落としてしまい、髪の毛がガシガシになってしまったり、頭皮をボロボロにするので、その手触りをごまかすためにシリコンを入れる必要があります。

シリコンが入っているものは、髪の毛をコーティングしてくれるので、強すぎる洗浄成分から受けたダメージを感じさせない働きはあるのですが、髪の表面を覆ってしまうので、髪の毛に必要な潤い成分が浸透しなくなってしまう弊害があります。
また、シリコンは洗っても流れ落ちづらいので、毛穴を塞いでしまい、健康な髪の毛が育つ妨げになることも・・・。

そのため、シリコン入りのシャンプーで髪の毛を洗い続けると、髪内部の乾燥を引き起こすだけでなく、頭皮も乾燥する反動で皮脂の過剰分泌が起きてオイリーになったりする可能性があるのです。

上のようなシャンプーは、扱っているお店も多く、安価で比較的手に入りやすいため、ついつい選んでしまいがちですが、長い目でみると美しい髪の毛を育てるためには良くないといえそうです。

2.「ノンシリコン」なだけで潤わないシャンプー

シャンプーの売り場などで見かけることの多い「ノンシリコンシャンプー」。
なんだか髪に良さそう!と思って手にとる方も多いのではないでしょうか。

ところが、「ノンシリコン」と書いてあるからといって、必ずしも、髪や地肌に優しいシャンプーだったり、質の良いシャンプー、という訳ではないんです・・・!

ノンシリコンとはつまり、「シリコンが入っていないですよ」という事なので、もともとの洗浄成分の質が悪かったりすると、シリコンでごまかしていた手触りの悪さが前面に出て、きしんで傷むことも考えられます。

髪と頭皮にやさしいアミノ酸系の洗浄成分なら、ノンシリコンでもきしまず洗い上げることができますが、アミノ酸系洗浄成分は高価なためどうしても安いシャンプーには必要な分だけ入れることができません。

また、ノンシリコンだとしても、オイルシャンプーなど別の油分で髪の毛の表面をコーティングしている場合、逆にその成分が頭皮の上で酸化してニオイの原因に、、、なんて場合もあります。

せっかく髪の毛に良いものを選ぶなら、安すぎるシャンプー・トリートメントは避けた方が無難です。
「ノンシリコン」の表記に惑わされず、しっかりと他の成分も調べてから選んだほうが良さそうです。

正しいシャンプーの選び方


シリコン入りもだめだし、ノンシリコンでも危険な場合がある・・・
「じゃあ、どうやって選べばいいの!?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、覚えておく必要があるのは、案外シンプル。

シャンプー選びで重要なのは、
「優しく洗う」×「無用なコーティングでごまかさない」こと。

最近は、ドラッグストアなどでも、色々な種類を取り扱っているのですが、まだまだ安価なシャンプーでは上の条件を満たすシャンプー選びは困難です。
しかし、本当に髪を良くしたいと思っている人のための商品は常に開発されているので、ぜひ探してみてほしいです。

このサイトでも「美髪に良いシャンプー」を紹介しているので、よかったら参考にしてみてくださいね♪
毎日使うシャンプーは、安心・安全なものをしっかり選んで、毎日のヘアケアを楽しみましょう!

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