カラーが長持ちするシャンプー方法!(美容師に聞いたヘアケアとおすすめシャンプー)

美容室でカラーした直後の髪は発色もよく、まとまりもあってとても綺麗ですよね。
サロンで整えられた美しい髪は、少しでも長く美しくキープしたいもの。
この記事では、お気に入りのヘアカラーを長く楽しむためのポイントと対策を説明していきます!

ヘアカラーが色落ちする理由

せっかくカラーした髪の毛なのに、時間が経つにつれて色落ち(褪色)してしまうのはなぜなのでしょうか?
その理由は、髪の毛に含まれるメラニン色素が関係しています。

メラニン色素には赤系と黄系の2種類があり、赤系が多ければ黒色になりやすいですし、黄系が多ければ色素の薄い色になりやすいです。日本人の黒髪は赤系のメラニン色素が多い髪質といえます。
ヘアカラーの染料はこの2種類のメラニン色素に作用する事で行われるのですが、元から髪の毛に無いメラニン色素によってつけられたカラーは髪の中に完全に定着することはできません。

毎日のシャンプーやドライヤーの熱、紫外線ダメージなどの刺激により染料が抜け、元のメラニン色素だけが残されていく事で少しずつ色落ちが起きてしまうのです。

ヘアカラー当日はシャンプーしていい?

「カラーやパーマをかけた日は、シャンプーを我慢したほうがいい」と聞くことがありますよね。
答えは、半分間違い、半分本当です。

昔のカラー剤は色が髪の毛に浸透するまでに時間がかかったため、その日に流してしまうと定着しきれていないカラーが洗い流されてしまうことがありました。
最近はカラー剤の性能も上がっているため、基本的には当日シャンプーをしても特に問題はないようです。
ただし、カラー直後はキューティクルが開きやすい状態になっているため、洗浄力が高いシャンプーでごしごし洗ったり、熱いお湯で流したりすると、色が抜けやすくなってしまうことも。
ダメージを抑えるという視点からも、カラーをした髪の毛はやさしく洗うことを心がけましょう。

カラーした髪の毛を優しく洗う♪「シャンプーの方法」はこちら>

また、ブリーチをしてかなり明るくした髪の毛に色を入れている場合は、暗い色のカラーに比べて色落ちが目立ちやすいため、少しでも長持ちさせたい場合は当日のシャンプーは避けた方がいいかもしれません。

ヘアカラーを長持ちさせる毎日のケア方法

せっかくのカラーを少しでも長持ちさせるためには、カラーをした当日だけでなく、毎日のケアで意識することが大切です。
できる範囲で以下のポイントに気を付けて下さいね。

洗浄力がやさしいシャンプーを使う

洗浄力が強いシャンプーを使うと、ヘアカラーが流れてしまう原因になります。
アミノ酸シャンプー、タウリン系シャンプーといった、洗浄力がやさしいシャンプーは、比較的色が抜けにくいとされています。

一般的に市販されているシャンプーで、洗浄成分に「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸TEA」が含まれているものは、高級アルコール系シャンプーといい、ヘアカラーが褪色する原因となってしまうことがあるので避けたほうが良いでしょう。
また、石鹸シャンプーも髪の毛のキューティクルが開いて色落ちしてしまう可能性があるため、カラーを長持ちさせたい人にはおすすめしません。

おすすめのアミノ酸・タウリン系シャンプーを見る>

カラー用シャンプーを使う

サロンでのヘアカラーを少しでも長持ちさせたい場合は、カラーシャンプーを使うのがおすすめ。
カラーシャンプーは、髪の毛から抜けやすい色素を補充することで、サロンのヘアカラーをより長く維持することができるように開発された、その名の通り「色のついたシャンプー」。

使い始めてすぐは気づきにくいかもしれませんが、継続していくと色持ちの良さを実感できると思います。
おすすめのカラー用シャンプーを見る>

洗い流さないトリートメントを使う

ヘアカラー後の髪の毛は、痛みやすくなっているため、しっかりと保湿ケアをしてあげることが大事。
摩擦やドライヤーの熱などでキューティクルが開くと、ヘアカラーが落ちやすくなってしまいます。

洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどで、優しくお手入れをしてあげましょう。

注意点としては、あまり揉みこみすぎない事。
揉みこむすぎると髪の内部の色素も一緒に揉み出してしまいます。
目の粗いコームを使って優しく馴染ませるのがおすすめです。

紫外線対策をする

紫外線は、髪の毛のキューティクルを傷める作用があります。
その状態でさらに紫外線を浴びることで、内部に紫外線が入り込み、髪の毛のメラニン色素が分解され、カラーが落ちやすくなってしまいます。
とくにカラー直後の髪の毛はキューティクルが開きやすくなっているため、できるだけ日に当たらないように注意が必要です。

日常的に日傘・帽子などで遮ったり、ヘアスプレーを使ったりして、紫外線対策をすることで、ヘアカラーを少しでも長持ちさせましょう♪

プール・サウナはほどほどに

あまりないかもしれませんが、カラー当日にプールやサウナに入るのもやめた方がいいでしょう。
プールの塩素は髪の毛のキューティクルを開く作用があります。
また、サウナも高温になったり乾燥したりしやすいため、カラー直後の髪の毛には不向きです。
美しいヘアカラーを長持ちさせるためには、3日~1週間程度はプールやサウナを避けることがおすすめです。

カラーが長持ちする♪おすすめシャンプー

髪の毛を優しく洗う、おすすめシャンプー3選

【日本女性のために開発された】 MICHILUNO(ミチルノ) PRO-VII シャンプー

ヘアカラー後の髪色の変化が気になる方におすすめのシャンプーミチルノシャンプー
ごわついて広がるダメージヘアを、芯から潤すサロン発シャンプー
価格:8,800円(税込)~※シャンプー&トリートメント
容量:500ml/500ml
  • アミノ酸シャンプー
  • ダメージヘア

日本人に多い、硬めの髪質に特化した、サロン発本格シャンプー。アミノ酸系シャンプーで頭皮と髪をやさしく洗った後、サロン級のトリートメントでしっかり潤いをプラスする贅沢な処方。

青木青木

髪質改善やダメージケアに定評のある、本格派アミノ酸シャンプー。カラーを長持ちさせながら、痛んだ髪の毛をやさしくケアして美髪を目指したい人におすすめです。

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【褪色の原因となるアルカリを抑制】 napla(ナプラ)ケアテクトHBカラーシャンプー S

ヘアカラー後の髪色の変化が気になる方におすすめのシャンプーナプラケアテクト
カラーによる残留アルカリをケアするヘマチンを配合したシャンプー
価格:2,558円(税込)※シャンプー&トリートメント
容量:300ml/250g
  • アミノ酸シャンプー
  • カラー褪色を防ぐ

頭皮も髪もやさしくケアするヘマチン配合シャンプー。
皮脂の酸化防止や髪のごわつきを抑えるヘマチンを配合し、カラー後の髪色を保つだけでなく頭皮臭の防止など大人の悩みをそっと解決してくれるシャンプーです。

青木青木

特にカラー直後の髪の毛におすすめとされるシャンプー。褪色を促すアルカリを抑制してくれる働きがあるので、持ちが良くなります。

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【カラー後のダメージケアで色落ちを防ぐ】 no3(ナンバースリー)プロアクション forC シャンプー

ヘアカラー後の髪色の変化が気になる方におすすめのシャンプーNo3プロアクション
カラー後のデリケートな髪をケアするシャンプー
価格:3,926円(税込)※シャンプー&トリートメント
容量:1,000ml/1,000g
  • ベタイン系
  • 痛んだ髪をケア

褪色しやすい洗浄成分を使わず、カラー後にアルカリに寄った髪のpHを弱酸性に戻します。
髪は弱酸性に戻るとキューティクルが引き締まるので、カラーした髪の色落ちを防いで色素を髪に閉じ込めるケアになります。

青木青木

シャンプー&トリートメントが1Lずつでこの値段は嬉しい!コスパよくカラーを長持ちさせたい方におすすめです。

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カラーを補う、カラーシャンプー2選

【色を補ってニュアンスを保つ】 napla N.(ナプラ エヌドット) カラーシャンプー

ヘアカラー後の髪色の変化が気になる方におすすめのシャンプーnapla N.(ナプラ エヌドット) カラーシャンプー
抜けやすい色素を補うことで色モチを持続させるシャンプー。アッシュ系・赤ピンク系、ハイトーン向けで選べます。
価格:2,840円(税込)※シャンプーのみ
容量:320ml
  • カラーケア
  • ダメージケア

ハイトーンのヘアカラーで出やすい黄ばみを抑える紫の色素を補給してくれるシャンプー。ヘアカラーにこだわりがある方は定期的にカラーシャンプーを使うのがおすすめです。カラー後のダメージをケアする成分も入っています。パープルのほか、寒色系カラーのためのシルバーや、暖色系カラーのためのピンクもあります。

青木青木

カラーケアシャンプーといえば「ムラシャン」ですよね!ムラシャンといってもいくつかブランドがあるのですが、今回は上質なヘアケアを提供するN.のカラーケアシャンプーをおすすめとしてピックアップしました♪

⇒napla N.(ナプラ エヌドット) カラーシャンプーを詳しく見る

発色よし!髪ツヤよし!エンシェールズ カラーバター(トリートメント)

発色よし!髪ツヤよし!エンシェールズ カラーバター(トリートメント)
トリートメントしながら髪に好きなカラーをのせられるトリートメント
価格:2,383円(税込)
容量:200g
  • ヘアカラー
  • カラーバター

トリートメントをベースに、カラーを髪に入れられます。髪に色をつける方法として圧倒的にダメージが少ないので、サロンでのカラー後に黄色くなってきた髪を[925シルバー]でアッシュに戻したり、明るくなってきた髪に別の色を入れたり自由度が高いです。皮ふにも色がついてしまうので、手袋は必須です。カラーは上から乗せるイメージなので2週間~1か月で色落ちしてくるので、そのたびに手袋用意して~というのは若干めんどくささもありますが、こまめにヘアカラーをするよりは髪のダメージを抑えられると思います!

青木青木

毛色の違う商品の紹介ですが、カラーリング後の色落ちはけっこう気になっている人も多いのではないでしょうか?色落ちを防ぐ方向のケアもありますが、色を加えていくケアを取り入れるともっとヘアスタイルが楽しめるかなと思います!全25色、選ぶのも楽しいですよ♪公式サイトでは販売はしていませんが、色のイメージが豊富です。

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ヘアカラーが長持ちするシャンプーの方法

カラーをした後の髪の毛は、キューティクルが開きやすいため、水分を吸いやすくカラーが流れ落ちやすい状態。また、痛みやすくなっているため、やさしくシャンプーをしてあげる必要があります。
特にヘアカラーをしてから最初のシャンプーは、以下のことに気を付けて行うといいですよ。

お湯の温度はぬるめで

もともと髪の毛はあまり熱に強くありません。
ヘアカラー後の髪を熱いお湯で洗ってしまうと、ただでさえデリケートな髪の毛を更に傷つけてしまう事に。

お湯の温度は35~36℃、体温と同じくらいを目安にしてシャンプーするようにしましょう。
かなりぬるめなので、お風呂で温まった後のシャワーが良さそうですね。

よく泡立ててやさしく洗う

ヘアカラー後の髪の毛は熱だけでなく摩擦にも弱くなっています。
そのため、ごしごし洗いは絶対にNG。髪を痛めるだけでなくカラーが早く落ちてしまう原因にもなってしまいます。

シャンプーをするときは、よく泡立てた泡で、髪の毛同士をこするのではなく、優しくもみ込むような洗い方を心がけましょう。

お風呂上りはすぐ乾かす

ヘアカラー後、時間をおいた事で閉じていた髪の毛のキューティクルが、濡れた状態のままだとまた開いてしまいます。
そのままだと折角のカラーが抜け落ちてしまうだけでなく、水分が逃げて痛みの原因になる事も。

カラーを長持ちさせるためには、お風呂から出たらすぐにドライヤーで乾かすことが大切です。
また8割ほど乾かした後でドライヤーの風を冷風にする事で、しっかりとキューティクルを閉じる効果が期待できます。

まとめ

今回は、ヘアカラーを長持ちさせるヘアケアについてご紹介いたしました。
ヘアカラーした日からその後のヘアケア習慣まで、髪の毛をいたわる事はカラーを長く楽しむ事にもつながります。
美容院で施術した美しい髪を長く楽しめるように日頃から気にかけてみてはいかがでしょうか。

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